那覇からの帰り道、強い北風で波立つカーミージーの海を見に行きました。
小さな砂浜には、漂着ごみと共に、カツオノエボシが打ち上がっていました。

 深い藍色のところは、強い毒のある刺胞を備えた触手。
水中では、何本も長〜く伸びて、プランクトンや小魚などの餌を捉えます。
白い風船は浮き袋。ちょっと餃子っぽい感じ。
カツオノエボシはヒドロクラゲと呼ばれるクラゲの仲間で、
浮き係、捕まえる係、食べる係、繁殖する係など、
いろんな形に特化した個体の集まりが、1匹の生き物として暮らしています。
濃い藍色は、外洋の色に溶け込むため。

 クラゲは浜に打ち上がるとやがて死んでしまいますが、
触手にある刺胞細胞は、まだ毒の棘を発射可能。
死んでいても、絶対に触らないでくださいね。
非常に危険です。