海に関わる仕事をしていると、地球温暖化の影響は避けて通ることはできません。
例えばここ数年、サンゴは頻繁に白化するし、アーサやモズクの時期も変わりました
海に限らず、超強力台風や豪雨など、私たちの暮らしそのものに、直接、
温暖化の影響がでてきたな〜と
実感することも増えてきました。

 そんなことを話していると、温暖化の影響で人はこれからどうなるの?と
問われることがあります。自然のしくみは複雑で、温暖化がそれぞれの生き物に
どんな変化をもたらすのか、変化した生き物は他の生き物とどんな関わりがあるのか、
どのくらいのスピードで変化していくのか…そんなことを考えていくと、
全体的にどうなるか?なんて、わたしにもよくわかりません。

 5月2日のNATIONAL GEOGRAPHIC 日本版のウェブサイトに、
  「【解説】温暖化で生物は?人はどうなる?最新報告
   予想外の速度で生物の分布が変化、人間への影響も拡大、サイエンス誌
というタイトルの記事が載っていました。
自然環境の変化について興味のある方には、参考になると思います。
おすすめです。
 温暖化により、生き物は住みやすい場所に移動したり、芽吹きや渡りの時期がずれたり。
その結果、いままで居た生き物が居なくなったり、逆に増えたり。
時期がずれたことで餌に出会えなかったり、作物がうまく育たなかったり。
これら諸々がからみあい、人の文化や経済にも大きく影響しはじめているようです。

 個人的には、「地球に優しく」なんて言ってる時期は終わって、
いよいよ地球からの警告が始まったんだな〜と感じていました。
でも、私としてはこれからどうしたらいいのか、よくわかりませんでした。
上記の記事にあるように、「自然はもう我々を信用していない」のであれば、
地球の信用を取り戻すには「私が考え方を変え、私の暮らしを変えればいい」
とわかります。 だって、地球を変えることはできないのですから。

 しかたにN