今年も浦添の港川小で、環境学習「カーミージー探検隊」が始まります。
2006年から始めて、なんと12年目!
先週、下見のために先生方と一緒に海を歩きました。
初夏の海は潮が良く引いて、まだ暑すぎもせず、良い感じです。

 

岩をひっくり返してみると…

びっしり並んだこの不思議なものは、イモガイ類など巻貝の卵塊。
ポケットのような形で、中にピンク色の小さなつぶつぶの卵が入っています。
つまり、中のピンク色が透けて見えたら、卵が入っている証拠。

春からの潮干狩りで海に出る人も多いこの季節、
こうした岩が、ひっくり返されたままでいるのをよく見かけます。
でも、岩だって生き物の住みか。裏側にはこうした卵が産みつけられることも多いので、
生き物探しで岩をひっくり返しても、必ず元の向きに直してくださいね。

ヒメジャコもいました。この個体は夏の暑さで何度も白化しながらも、
がんばって生き抜いています。

 

砂だまりには、イボヨフバイ。生き物の死骸を食べて片付けてくれるお掃除屋さん。

 

先生方は、本番では子どもたちの相手で大忙しですが、
下見のときはゆっくり観察することができて興味津々、楽しそうです。

 

カニもいろいろ。はさみの先が馬のひづめのような形をしている、ヒヅメガニ。

 

足のシマシマがおしゃれなヒメベニオウギガニ。

 

メナガオサガニ、長い目を片方だけ立ててウィンク?

 

今日の大物はクモガイです。この目!

 

岩の裏側に潜む謎の生き物…ヒラムシの仲間。小さなカニなどを追いかける肉食生物!
オレンジの点々は目ですよ。

 

ナマコやウニなど定番の生き物たちにも出会えて、面白がってくださった先生方。
来週、子どもたちとの観察会本番が楽しみです!