今日は、干潟の案内を依頼されて佐敷へ。
潮はそこそこに引いてくれたので助かりました。
護岸の階段下には、ヒメシオマネキがたっくさん!
佐敷干潟、砂州の周囲の水路は少し幅が広くなったようです。
台風や周囲の埋立てによる潮流の変化を受けて、干潟の様子は刻々と変わります。
それにしても、ヒメシオマネキはたくさんいました。
密度が高いので巣穴同士が近く、そこら中でオス同士が、ご飯を食べに
穴から出て来てはケンカをしています。
こうして大きな方の腕をぐいぐいと相手に見せて近づき…
大きなハサミ同士で押し合いをして、負けた方が巣穴の中へ…
どんどん追いやられてしまいます。
ここまで相手が引っ込むと、勝った方は安心するのか自分の穴の近くに戻って食事。
でも相手もすぐまた出てきて、食事。で、またお互いの距離が近づくと、
ハサミでぐいぐいとケンカ…
ところでヒメシオマネキ、ハサミの色に濃いオレンジ色のと黄色っぽいのと
色が2パターンありました。まぁ中間くらいのもいるんですが。これは黄色い方。
オキナワハクセンシオマネキも、少なめだけれど見られました。オスと、
メス。メスは両手でご飯。
そんな様子を見つつ、南城市観光協会の方に干潟の説明をして歩きました。
ちょうど重油流出の事故から約1年。
護岸にはまだ黒い重油の痕が残っています。
干潟の砂泥の上にも、よく見ると所々から油がにじみ出ている様子。
重油汚染の影響は、1年くらいではなくなりません。
干潟をどう保全し、どう利用して行くのか、干潟の変化にどう向き合うのか。
みなさんなら、どうしますか。