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潮間帯のエビ類
更新: 2007年07月06日 14:33

 

 フトミゾエビ
Penaeus (Melicertus) latisulcatus

クルマエビに近い仲間。
砂浜の浅い水たまりで見られる。
砂の中を探っていると出てくる。

 

 

 フトミゾエビ
Penaeus (Melicertus) latisulcatus

 左の個体が砂に潜ったところ。
その場で体をゆすりながら、
器用に潜って眼だけ出して隠れる。

 

 

 イソテッポウエビ
Alpheus lobidens lobidens

これは雄で、ハサミ脚(鉗脚)が
とても大きい。
この大きい方のハサミで、
パチパチと音を出す。威嚇や
餌を捕るのに使われるらしい。

 

 

 イソテッポウエビ
Alpheus lobidens lobidens

こちらは雌。眼の後の辺りから
おなかの部分にかけて、
緑色の卵巣が透けて見える。

 

 

 

 シマヤドリエビ Arete acanthocarpus

サンゴ礁のナガウニ類の棘の下に
雌雄のペアで隠れて暮らしている。

 

テッポウエビ類は、
石の下や砂の中に
穴を掘って棲んでいる。

他のエビと違って、
眼が傷つかない様に、
透明な甲が眼をカバー
しているのが特徴的。

ウニの他にも、ウミシダ、
サンゴ等と共生している種もある。

潮の引いた場所を歩いていて、
プチプチ・パチパチ音がするのは、
テッポウエビ類が威嚇している音。

 

 

 

 テナガエビ亜科のエビ Palaemonidae

これは、茶色い流れ藻に付いていたエビ。

 

エビ類の多くは、
眼の前に伸びる角(額角)
の形や、額角の上下にある
棘の数が、分類するときの
重要な特徴となる。

 イソギンチャクモエビ
Thor amboinensis

ハタゴイソギンチャクに
付いていた 。他にも、
大型のイソギンチャク類に
群れて棲んでいる。
しっぽの先を上げて、
シャチホコの様にえび反る
仕草がおもしろい。

 

 フシウデサンゴモエビ
Saron marmoratus

サンゴ礁のサンゴの枝の影や
岩のすき間の奥の方に棲む。
夜の大潮の時に、潮だまりに
取り残されている事がある。

 

   
   

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