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潮間帯の不思議な卵
更新: 2007年07月06日 14:32

スナヂャワン(砂茶碗)

タマガイ類やツメタガイ類の卵の塊。
直径は3〜4cm。
砂と粘液と卵を混ぜて、
リボン状に巻いてある。

 

スナヂャワン

縁がゆるゆかに波打ったタイプ。
色が違うのは、砂の色が違うから。
貝の種類によって、
形や大きさが違う。

 

スナヂャワン

ひっくり返してみたところ。
これは 直径5〜6cm。
他のと違って、何重にも巻いてある。

 

スナヂャワン

直径10cm程度の大型。
こんな礫の多いところで、
どうやって細かい砂だけ集めたのか?

 

スナヂャワン

直径10cm程度。大きく波打つタイプ。

 

 

スナヂャワン

縁が細かく波打っているタイプ。
直径10cm程度。
よく見ると、それぞれ
微妙に形が異る。
茶碗の形は種によって異り、
貝の専門家は、
この形を見ただけで
茶碗を作った貝の
名前がわかる(はず)。

 

 

 

 

石の下のイモガイ類?の卵嚢

各卵嚢には、卵が数百程度入っている。
近くに親が居る事が多い。

 

イモガイ類?の卵嚢

卵嚢の形は種によって異り、
貝の専門家は、
卵嚢の形や並び方で、
種類がわかる(はず)。
観察したら、石は元に戻そう。

 

巻き貝の卵嚢

透明なカプセルの中で、11尾の
ベリジャー幼生が泳ぎ回る。

 

巻き貝の稚貝

数日後、左のカプセルから
稚貝が出てきた。ちゃんと巻貝の形。

 

キバアマガイ Nerita plicata

ノッチの下の小さな窪みに、
白い卵嚢を産み付けてある。

 

アマオブネの仲間 Nerita sp.

岩の表面に、白い卵嚢が見える。
卵嚢には、小さな卵が複数入っている。

 

ハナビラダカラ Monetaria annulus

水槽のガラスに、たくさんの
卵嚢を産み付けているところ。

 

ハナビラダカラ Monetaria annulus

卵嚢の中には小さな卵が詰まっている。
卵嚢は何重にも産み付けられ、
雌はその上に乗って卵を守る。

 

 

ミドリアメフラシ? Aplysia oculifera ?

容器の水面近くに、紐状の黄色い
卵塊を産み付けている。
卵は、紐状の粘液の中に入っている。

 

アメフラシ類の卵塊

卵の発生が進み、色が変わっている。
一ヶ所で、いろんな色の卵塊が
見られることもある。

 

ウミウシ類の卵塊?

リボン状の卵塊が、岩の下に
産み付けられている。

 

ウミウシ類の卵塊

リボン状の卵塊が、渦巻き状に
産み付けてある。ちょっと古い感じ。

 

   

水槽のガラスに産卵するハゼの仲間

産卵管を伸ばして、一つずつ卵を
産み付けていく。

 

タマシキゴカイ? Arenicola brasiliensis ?

干潟の表面に産みだされた卵塊。
ゼリー状の塊の中に、ものすごく小さな
卵がたくさん浮かんでいる。

 


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