今年で6年目になる、浦添市立港川小学校4年生の総合学習「カーミージー探検隊」。
梅雨で延期になっていた海の観察会が、6月15日、とうとうやってきました!
よく晴れて、潮もよく引いています?
例年と違うのは、いつも観察会の集合場所にしていた浜で、いよいよ道路工事の埋立てが
始まって入れなくなったこと。
ここは浅瀬が繋がり、子どもたちでも海を渡りやすかったのですが、今年は工事現場に様変わり。
汚濁防止膜も張られて海には出られません…
そのかわり、工事関係者のみなさんと事前に相談をして、横の埋立て地から護岸を乗り越えて
海に下りられるよう、階段を設置していただきました。
うん、なかなか上等。これなら大人数の子どもたちでも大丈夫。
…この階段、工事が終わるまでずっと置いといてもらえませんかねぇ?
さて、マイクロバスに分乗した子どもたちが、やってきました。
40名の4クラス、なかなかの大所帯です。マイクロバスも3台を2往復のピストン輸送で、
先に到着した3・4組さんから早速海に下りて観察を始めました。
今年も、しかたにN&Mに加えて、生物が専門のFさんSさんに助っ人をお願いし、
クラスに1人ずつガイドを付けての観察会です。
今日はOCNやOTVの取材も入って、子どもたちもやや興奮気味?
後発隊の1・2組を率いて海に入ると、そこにはすでに前のクラスにいじられて
ややグッタリしたナマコが…
…ま、こういう観察会、ある程度はしかたないんですけれどもね。
あ、Mはこのナマコを勘違いしてイシナマコと教えちゃいましたが、ハネジナマコに訂正します。
こどもたちごめん! カーミージーではたぶん、初のお目見え。
ちなみにこれ、食用になります。
いつものナマコも健在です。黒い体に粘膜をもち、そこに砂がついて白くなり、さらにその
粘膜が破れて黒い点々模様になる、クロナマコ。
今回はオオイカリナマコも多かったし、ほかにチズナマコとフタスジナマコも出て、
なかなかナマコが豊富。
岸辺近くから沖の方に移動すると、100人いたって大丈夫ー!なくらいにここの海は広いなぁと
思います。もちろん、いつも歩くルートを決めて、フィールドを荒らし過ぎることのないように
気をつけていますけれども。
岩の上にきれいな貝を見つけたようですね。これはムラサキイガレイシガイ。
魚用のたも網持参のSさんが、子どもたちには捕まえられない獲物を次々と見せてくれます。
これは後ろを向いちゃったけど、モヨウフグ。
このあとウツボの仲間も捕まえてくれました。
さぁ、そろそろ岸に戻るよーと声をかけつつ、みんなで引き上げてきます。
帰り際にもいろいろ生き物を見つけて、つい足を止めてしまうのは大人も子どもも同じ。
最後に全員揃って、今日のガイド役のみなさん、テントを用意して下さった港川自治会、
海で目印の旗を持つなど周囲でサポートして下さったPTAその他のみなさん、階段を準備し
トイレを貸してく下さった工事関係の皆さんにお礼の挨拶をして、子どもたちからの感想を
発表しました。
初めてここの海に入る子どもたちも多く、今日はとりあえず「楽しかった!」という思いで
終わったでしょう。でも、このあとの調べ学習や、事前に聞いた地元の話、自然の話、
まちづくりの話を思い出して、自分たちになりにこの体験を深めていってくれたら…と
思います。
とにかく、多くのみなさんの助けを借りて、今年も無事に観察会をおえることができました。
皆様、どうもありがとうございました!
コメント