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 南城市の海岸チェック:その5
2010/10/29
続き。
久原の海岸は一番ひどい。消波ブロックから階段護岸の一帯に、飛び散った
重油の痕や、重油まじりの流れ藻・ごみが打ち上がっていました(左、中)。

久原を越えて佐敷の仲伊保に入ると、護岸はなくなり砂浜になります。流れ藻の
打ち上げはありますが、台風前に重機で重油回収をして回った跡があり、とり
あえず油は除去された感じ(右)。

 南城市の海岸チェック:その4
2010/10/29
続き。
海野の護岸沿いの消波ブロックで、重油の回収作業が行なわれていました(左)。

消波ブロックをよく見ると、普段はばらけている磯の巻貝たちが、ブロックの陸側
の面に肩を寄せ合っていました(中)。たぶん台風の波を避けようと集まっていた
のだと思われます。面白い…。

この日、Nが見に来た時は、作業員の皆さんは主に海野の海岸にいたのですが、
そのさらに西側、久原の護岸沿いの消波ブロックのすき間に、重油を吸った
シートのかけらと思われるものがいくつも入り込んでいました(右)。

 南城市の海岸チェック:その3
2010/10/29
続き。
知名のクルマエビ養殖場の西側の端(左)。真北を向いているので、台風の波しぶき
がすごかったと思われます。すぐ後ろの空き地の草の上に、ねっとりした重油が
点々と飛び散っていました(中)。このあたりから、重油が現れます。

海野の漁港。西側の防波堤の角に、大量の流れ藻(右)。ここから先は、作業員の
方々が重油の回収作業をしていました。
ただし、この防波堤では海藻を右から左にかき寄せているだけで、引き上げる
ことはせず。重油が混ざっていないか確認していたのかな…?

 南城市の海岸チェック:その2
2010/10/29
続き。知念半島を反時計回りに見ていきます。

安座真のサンサンビーチの南端(左)。流れ藻がたくさん打ち上がっていますが
重油は混ざっていない。

その隣りの安座真港は、北風で寄せられた流れ藻とごみが大量(中)。
ここも重油は混ざっていない。

ここから知名崎にかけての東向きの海岸は、波がまだすごくて海岸に下りられ
ませんでした。
知名崎のテダ御川からの眺め(右)。

 南城市の海岸チェック:その1
2010/10/29
台風14号が昨夜で遠ざかったので、今朝は晴れ。重油の分散・漂着が気になる
ので、Nはとり合えず、南城市の海岸をぐるりとチェックしに行きました。
それをだだだっとご報告。

*******
まずは奥武島から北の知念向けに移動してみます。奥武島、玉城の海岸は、海藻は
打ち上がっていますが重油はなし。百名ビーチも大丈夫(左)。

知念の志喜屋から久手堅の海岸も大丈夫。南東向きの海はわりと波が収まって
います。知念崎の南側(中)も汚れはなし。

近くの道ばたで、猫がにゃー(右)。

 佐敷干潟の重油回収:その3
2010/10/27
佐敷中学校側のポケットビーチに行くと、周囲の確認に来た作業員の方が、
「こっちの方が多い…」と連絡を取り合っていた模様。
重油の染みたシート状のものが中に混ざった状態で、流れ藻が昨日よりもぐっと
増え、浜一面を覆っています。水面にもまだまだ浮かんでいる。

連絡を受けた作業員の方がこちら側にも回ってきて、油まみれの海藻がどんどん
回収されていきました。

近くで、甲羅に少し重油の付いたオカガニがフラフラしていました。
干潟生物への影響は、やはり大きいかもしれません。

Nは仕事で昼過ぎに戻りましたが、回収作業は夕方まで続けられたとのこと。
台風の風雨もどんどん強まり、明日明後日は作業はもう無理。新聞では、知念の
あざまサンサンビーチまで油が来たらしい。Kさんとも、その後の漂着具合を
地元メンバーでできるだけ確認していこう…と話しています。

 佐敷干潟の重油回収:その2
2010/10/27
築島の付け根付近では、築島の内側に流れ込んでいた海藻と油膜が引き潮に乗って
シュガーホール裏の干潟側に流れ出していました。

潮位は、低気圧と湾奥に向かって吹き続ける風の影響で、普段よりも高め。
昨日よりも奥に、そしてより高い位置まで潮が上がったらしく、背の低いメヒルギ
の苗木はてっぺんまで油で真っ黒。

ここは普段から泥がゆるくて歩くとハマる場所なので、作業は入っていません。

 佐敷干潟の重油回収:その1
2010/10/27
昨夜、「佐敷干潟と遊び学ぶ、しあわせまねきの会」事務局Kさんからの電話で、
市や県に、干潟に漂着した重油の回収を働きかけると聞きました。

重油の量は仲伊保の付近がひどく、ここは今朝もかなりの人数で回収作業が行な
われた模様。重機で浜の砂ごとすくいとっていたようです。作業員は南西石油と
関連会社の方々らしい。

範囲が広いので手が回らないと言われたけれども、どうしてもシュガーホール裏
の干潟が気になるKさん。人脈と押しの強さで市や県に電話をしまくったそうで。
ほどなくこちらの干潟にも作業員が集まってきた…と連絡を受けたNが、昼前に
見に行きました。

昨日作業が行なわれていた干潟の護岸に、今日はブルーシートが敷かれて数十名の
作業員がいました。
台風の北風で、護岸沿いに重油と流れ藻がまとまって溜まっています。量は
昨日よりもかなり増えた模様。まだ潮が満ちていたので、護岸の上からかぎ爪の
付いた棒で海藻を引き上げていました。

 南西石油の重油流出:その4
2010/10/26
築島の佐敷中学校側のポケットビーチ。
ここはいつも、湾内を漂う海藻類が大量に流れ着いて溜まる場所なのですが、案の定
重油が来ていました。

よく見ると、なにかシート状のものに重油がまとわりついた状態で、そのシートが
切れ切れになって漂着している様子。
ニュースで重油の吸着シートを投入したと聞いたので、それなのかどうか。

すぐ横の護岸には、まだまだ重油とホンダワラ類がたくさん打ち寄せつつ
ありました。臭いも結構しています。重油はおそらく干潟の岸沿い全体に広がって
いるのかもしれません。
流出事故としてはそれほど大量ではなく、あまりニュースになっていないよう
ですが、それでも流れ着いた海岸はやっぱり大変です。

重油は、中和剤や熱湯洗浄はかえって生態系への悪影響が大きくなるので、もう
ひたすら手で取り除き、あとは自然の分解に任せるしかない。
仕事と台風が一段落したら、回収作業を少しでもできるかどうか、「佐敷干潟と
遊び学ぶしあわせまねきの会」のメンバーとも一緒に、ちょっと考えます。

重油は既に知念の知名崎まで流れているというし、この台風で玉城まで
回り込んでくるのか、それも気になっています。

 南西石油の重油流出:その3
2010/10/26
シュガーホールと佐敷中学校の裏手、干潟の護岸の中央部に、築島(兼久島)が
あります。内側にマングローブ林があって、今は岸とつながっている部分を
護岸沿いに見に行きました。

満潮時に潮とともに流れ込んだ黒い重油の痕が、くっきりとついています。
澪筋も油が浮いて虹色。岸沿いはかなり真っ黒。背の低いメヒルギの下側が、油に
べったりとやられています。

水路の入口側はかなり汚れていますが、奥の方にはまだ重油が届いていないよう
でした。

ここはシオマネキ類の巣穴が多く、トントンミーや絶滅危惧種トカゲハゼも住む
干潟。何とか生き残ってくれると良いのですが。
しかもこれから渡り鳥の季節…ダイサギが悠々と干潟を渡っているのを見ましたが、
ちょっと気になります。

大きなノコギリガザミが、まだ油の届いていない巣穴から顔をのぞかせていました。

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