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潮間帯のカニ類 その6
更新: 2007年07月06日 14:19

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  オカガニ科 Gecarcinidae

ミナミオカガニ Cardisoma carnifex

甲の横が大きく膨らむので、
眼の位置は寄り目に見える。
サキシマスオウノキの根元に
巣穴を掘っていた。

 

 

 

 

オカガニ Cardisoma hirtipes

放幼生のために、岩場を
降りて来ているところ。
腹部には、孵化直前の卵が見える。

 

オカガニ Cardisoma hirtipes

波に洗われ、ハサミを振り上げて
腹部を揺らすと、卵の殻が割れて
ゾエア幼生が孵化する。
幼生は、黒い煙の様に波間に消えていく。

 

オカガニ Cardisoma hirtipes

幼生を放し終えて、陸の方まで
戻ってきたところ。
卵の殻だけが腹部に残っている。

 

陸に棲むカニ類のうち、サワガニ類
以外はすべて海まで浮遊幼生を放しに
やってくる。 孵化した幼生は
脱皮を繰り返しながら約1ヶ月程で
メガロパ幼生に変態する。
メガロパは、岸に上陸してから稚カニに
変態して、内陸に移動する。

サワガニ類は、孵化まで時間がかかる
大きな卵を産むが、
卵から生まれて来るのは
浮遊幼生ではなく、すでに
親と同じ形をした稚ガニである。

   
   
   
   
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